星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

ロン・クレメンツ、ジョン・マスカー監督 「モアナと伝説の海」

映画12.ロン・クレメンツ、ジョン・マスカー監督 「モアナと伝説の海」 (アメリカ・2016)

2D・字幕版を視聴しました。やっぱり、この手の映画は英語で見たいし、調べたら、川崎チネチッタなら字幕版を上映しているということで、久しぶりに電車を乗り継いで川崎まで行ってきましたよ。

海に愛された少女、モアナの冒険物語。ということで、見ていて、非常に気持が良かった。彼女と一緒に旅をしている気分。2時間の映画があっという間で、これは他のディズニー作品でも感じたんだけれど、まだまだ旅をしていたかった。帰るのが早すぎるぐらいで、やりようによっては、もっともっと色んな出来事があってもおかしくないだろうと、時間が短いのが惜しまれました。

半神半人のマウイとの友情もいいよね。旅を通して、仲良くなっていく。みたいな。彼の変身能力は楽しませてもらいました。

ミュージカル形式で、歌やダンスがふんだんに盛り込まれているのも楽しかった。こういうのは、「アナ雪」に通じるし、旅の果てにたどり着くラスボス、溶岩の巨人は、どこか巨神兵エヴァンゲリオン風味で、「風の谷のナウシカ」も連想しましたよ。

とにかく、歌が良かった。何度も繰り返されるメロディ。遠く、世界へのあこがれ、そのためになんでもやってみせる、という少女のエネルギーが感じられて、いいなあ。と思いました。いい作品でした。おすすめです。

「逆転裁判~その「真実」、異議あり!」第16話

第16話「再会、そして逆転 3rd Trial」

供子さまのツボは、正しい形に作り直せとか、ゲームではやったような気がするんだけど、アニメだとそんなことはしてられないから、春美ちゃんの告白だけでさらっとスルーしたなあ。

いかにも怪しい女性と、いかにも怪しい伯母様が、いかにも怪しい会話をしているんだから、犯人は明白なんだけれど、彼女たちをどうやって追い詰めるのか、次回を待ちます。

「逆転裁判~その「真実」、異議あり!」第15話

第15話「再会、そして逆転 2nd Trial」

慣れてくれば、意外と楽しいのかもしれない。この作品。いや、もちろん、私がもともと、原作の無茶設定にいろいろ慣れているからですけど。

狩魔冥が、本格的に登場してきて、ムチでビシバシ攻撃してくるし、やり取りの中で、それぞれが相手にしてやられたと思ったときに、風圧で吹っ飛ぶ演出も面白いっちゃあ面白いね。時々だけど、ちゃんと笑える。

ほどよく原作の展開を忘れているので、この密室殺人が、どういうふうに行われたのか気になるし、次回が探偵編みたいだから、続きを待ちます。

「逆転裁判~その「真実」、異議あり!~」第14話

第14話「再会、そして逆転 1st Trial」

9ヶ月ぶりに視聴再開。13話まではリアルタイムで見ていたんだけれど、さすがに途中で耐えられなくなったし、いったん、視聴を停止した。とは言え、こういう宿題は残しておくと未練になるので、残り、1クールだし、録画だけはためていたので、勢い、とっとと見ていきたいと思います。

久しぶりに見たので、物語の展開と同じく、「久しぶりに会えたね」という感慨はある。ただ、物語の展開と設定は、それこそ、矛盾だらけに見えて、「ちょっと待った!」とか「異議あり!」と叫びたい。しかし、原作ゲームの設定がいろいろ無茶なんだから、それを普通のドラマに仕立てようとしても無理があるのは確か。まあ、このアニメに関しては、今更だけどね。

倉院の里に到着。やっぱり、こうしてみると、山奥の村という感じに見えるし、最初にゲームをやったとき、私もそう思ったけど、まさかこの山の向こうに海があるとは・・・。と、「逆転裁判6」をプレイした今としては思う。

春美ちゃん、初登場。EDも彼女で締めたし、新ヒロイン扱いかな?

新規のOPもEDも初めて見たけど、悪くないね。最初のよりはいいんじゃないか? とりあえず、続きを待ちます。

「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」第39話

第39話「さよなら杜王町 黄金の心」

バイツァダストについて、先日の疑問を夫にぶつけて、「なんで時間が来ても、今度は爆発しないの?」と聞いたところ、「お前は何もわかってない」と言われて、バイツァダストの発動の仕組みについて、長々と解説されたんだけれど、いくら聞いても、よくわからなかった。やれやれだね。

なんとか、吉良を倒すことに無事、成功。鈴美さんも昇天したし、各キャラクターのエピローグまでついて、きれいな最終回でした。

ラストを宇宙人ミキタカのセリフで締めたのが、なんかいいなあ。と思いました。

見て良かったです。楽しませてもらいました。面白かったです。

「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」第37、38話

第37話「クレイジー・D(ダイヤモンド)は砕けない その1」

第38話「クレイジー・D(ダイヤモンド)は砕けない その2」

バイツァダストの効果の矛盾に気づいたんだけれど、一度壊れたものは、必ず、壊れるんだよね。時間を巻き戻しても無駄だから、一度死んでしまった露伴先生は、もう一度時間を巻き戻しても、必ず死ぬってこの間は説明していたような気がするんだけど?

その理屈なら、全員、一度、みんな死んでしまったんだから、時間を巻き戻しても、誰も助からないことになるし、何もしなくても時間が来れば爆発するのだというのなら、吉良はいちいち戦わなくても、黙って、時間だけすぎるのを待っていれば、勝手に爆発することになるんじゃないのか? え? 違うの??

この間、時間を巻き戻したときは、露伴先生に会ってもいないのに、勝手に爆発しちゃったよね? なんで今度は爆発しないの?

電話で喋らなかっただけで、一度起こってしまった出来事を、今度はなんで覆すことができたのか、前とはどう違うのか、どうにもわからなくなって、ぐるぐるしてます。

この間、言っていた理屈が正しいのなら、露伴先生が爆発するよりも前に吉良を倒さなきゃいけないと思うし、てっきり、そうするんだと思っていたのに、違うから、なんかそれって変じゃないの?

一番肝心なときに、ご都合主義を利用してない? って気がするんで、何かが間違っているような気がして、もやもやしてます。それでいいのかな? うーん?

まあ、これ以上、最後の戦いが長引いても仕方がないので、そんなところで揺れてないで、次回、最終回を待ちます。

クリストファー・ノーラン監督 「ダークナイト」

映画11.クリストファー・ノーラン監督 「ダークナイト」 (アメリカ・2008)

とにかく、ジョーカーがすごかった。ピエロの扮装で神出鬼没に現れる狂気のキャラ。メイクの凄さと役者さんの演技も相まって、ものすごい存在感を出している。

ゴッサム・シティは、もともと犯罪者が巣食っているような街だけれど、その中でも、人間の悪意を象徴する引っ掻き回すキャラとして、よくできてました。カネなんか目じゃない。どうでもいい。人間が壊れていくのを見ているのが楽しいんだ、という。そんなの相手に戦わなきゃいけないあたりに、この作品の業の深さを感じます。

もともと、両親を目の前で殺された少年の復讐心から物語が始まっているのに、復讐は、決して正義ではないと、前作からして語っていたけど、これはそれを更に深くしてある感じ。

そいつを殺せ、そうしないと、病院を破壊する・・・と脅されれば、自分の大切な人を守るために、人間の秩序は簡単に壊れる。それを見るのが楽しいんだという。

この街から犯罪をなくしたい。悪を一掃したいという思いが、かえって混乱を招いていく。

正義の味方の露悪的な行動と、発生する矛盾。誰かが闇を引き受けなきゃいけないという主人公の苦しみがなかなかドラマでした。

顔が半分焼けただれた役者さんの演技も見事なものでした。この人も顔面のビジュアルメイクがすごかった。半分だけきれいな顔が残っているのに、残り半分が醜く壊れて、このキャラがこの作品を象徴しているんだな、と思います。