星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「超級! 機動武闘伝Gガンダム STAGE2 新宿・東方不敗!」第5~8巻 漫画:島本和彦とビッグバンプロジェクト(宮北和明) 脚本:今川泰宏

コミック49.「超級! 機動武闘伝Gガンダム STAGE2 新宿・東方不敗!」第5巻 漫画:島本和彦とビッグバンプロジェクト(宮北和明) 脚本:今川泰宏 角川コミックス・エース

コミック50.「超級! 機動武闘伝Gガンダム STAGE2 新宿・東方不敗!」第6巻 漫画:島本和彦とビッグバンプロジェクト(宮北和明) 脚本:今川泰宏 角川コミックス・エース

コミック51.「超級! 機動武闘伝Gガンダム STAGE2 新宿・東方不敗!」第7巻 漫画:島本和彦とビッグバンプロジェクト(宮北和明) 脚本:今川泰宏 角川コミックス・エース

コミック52.「超級! 機動武闘伝Gガンダム STAGE2 新宿・東方不敗!」第8巻 漫画:島本和彦とビッグバンプロジェクト(宮北和明) 脚本:今川泰宏 角川コミックス・エース

たぶん、無駄に派手な描き文字で、音の効果を狙っているんだと思うんだが、どう見ても失敗している。役者さんの叫びや、戦闘シーンの悲壮感漂う音楽が、アニメ版では物語の熱さを盛り上げていたような気がするが、漫画で、それをまねようとしても無理。

「バカなあああああああああっ!」という叫びを、漫画では、描き文字で表現しているわけだけど、正直言って、読みづらいだけ。なんだか東方不敗まで、ただのうるさいバカおやじにしか見えず、かっこよさなんて皆無じゃないか。

途中で、「勝利者たちの挽歌」を歌詞だけ描き文字で表現した部分もあるが、そういうのって、私らは元の曲を知っているので、歌詞が出てくれば、音まで頭で再現できて、ああ、この曲だよねえ。と、メロディを脳内補完できるけど、アニメを知らない人にその歌詞を見せても、たぶん、ナニコレ? 状態になると思う。

アニメを知らない世代は無視して進めているのかもしれないが、せっかくコミックで新規に描きながら、アニメの良さをろくろく表現できてないのは、残念な限り。

 

【参考】「勝利者たちの挽歌」(「機動武闘伝Gガンダム」挿入歌)

この歌の熱さを、漫画でいかに表現できるか? というのが課題になる。

パティ・ジェンキンス監督 「ワンダーウーマン」

映画42.パティ・ジェンキンス監督 「ワンダーウーマン」 (アメリカ・2017)

字幕版を視聴。非常に面白かった! 女優さんが美人で目を引くだけでなく、彼女は強くて、優しくて、りりしく、かっこいい。限りなく、好戦的な性格だが、その分だけ、戦いをいとわない力強さがあって、いい。

冒頭のアマゾネスの島での訓練や、襲われた時の戦いから始まって、スローモーションを多用した戦闘シーンは、どれも見事でかっこよかった。

一方で、イギリスではいろいろコスプレシーンも入ってて、見ごたえがあったし、女優さんの顔立ちがいいから、眼鏡をかけてさえ、美人ってのがいいなあ。と思った。きれいなんだわ。

一方で、彼女の相手役を務めた彼も、腑抜けた男じゃないし、世間知らずの彼女を支えるパートナーとして、非常によくできてた。いいカップリングだと思いました。

戦闘がいつの間にか、神話の戦いの領域へと入っていくし、アベンジャーズ北欧神話だけれど、こちらは素直にギリシャ神話なのね。真実の綱の扱い方もよかったです。

全編にわたって見ごたえたっぷりで、見ていて楽しかった。よかったです。

「坂の上の雲」第4巻 司馬遼太郎

読書19.「坂の上の雲」第4巻 司馬遼太郎 文春文庫

日露戦争進行中。二百三高地、旅順要塞、バルチック艦隊、などの単語は聞いたことがあったんだけれど、それぞれが戦争で、どういう位置にいて、どんな役割を果たしたのかは知らなかったので、詳しく教えてもらって、勉強になります。特に、旅順攻略のやり方は、あまりに惨くて、こんなんで死んでいった人たちはあまりに気の毒でしょう。もっと早く二百三高地を抑えていれば、と私でさえ思う。

上司が馬鹿で、せっかくの案が握りつぶされるとか、「銀英伝」とかでよく見たけど、実際の戦争で、本当にこういうことが起きるんだねえ。と思った。というか、元ネタは、逆なんでしょうけど。

 

「超級! 機動武闘伝Gガンダム STAGE2 新宿・東方不敗!」第1~4巻 漫画:島本和彦とビッグバンプロジェクト(宮北和明) 脚本:今川泰宏

コミック45.「超級! 機動武闘伝Gガンダム STAGE2 新宿・東方不敗!」第1巻 漫画:島本和彦とビッグバンプロジェクト(宮北和明) 脚本:今川泰宏 角川コミックス・エース

コミック46.「超級! 機動武闘伝Gガンダム STAGE2 新宿・東方不敗!」第2巻 漫画:島本和彦とビッグバンプロジェクト(宮北和明) 脚本:今川泰宏 角川コミックス・エース

コミック47.「超級! 機動武闘伝Gガンダム STAGE2 新宿・東方不敗!」第3巻 漫画:島本和彦とビッグバンプロジェクト(宮北和明) 脚本:今川泰宏 角川コミックス・エース

コミック48.「超級! 機動武闘伝Gガンダム STAGE2 新宿・東方不敗!」第4巻 漫画:島本和彦とビッグバンプロジェクト(宮北和明) 脚本:今川泰宏 角川コミックス・エース

絵と描き文字を派手にしても、アニメの勢いが出せないのは、やっぱり、音楽がないからなのかな? と思った。これが漫画の限界なのか?

物語としては、シャッフル同盟が出現して、DG細胞に侵されたチボデーたち4人を救ったり、ドモンと師匠の戦いがあったり、ドモンとデビルガンダムの戦いがあって、盛り上がっている。

 

「超級! 機動武闘伝Gガンダム」第7巻 漫画:島本和彦とビッグバンプロジェクト(宮北和明) 脚本:今川泰宏

コミック44.「超級! 機動武闘伝Gガンダム」第7巻 漫画:島本和彦とビッグバンプロジェクト(宮北和明) 脚本:今川泰宏 角川コミックス・エース

相変わらず、各キャラクターの扱いはひどい。特に、ドモンとレインは、アニメとはもはや別人だし、ギャグだと思っても、笑えないセンスのなさで、ひどすぎるだろ? これ。としか思わない。

とはいえ、物語的に、少しは本論に入ってきた。という感じがするのは、セイットの話あたりから、DG細胞についての説明が入って、金属の一種でありながら、有機物と結合し、その生物が脳まで侵されたら、破壊と殺戮の衝動を抑えきれなくなるという。ガンダムファイターが、それに感染したらどうなるのか? そのテーマを入れてきた。

科学による環境汚染テーマを扱っているようにも見えて、その点だけは興味深い。

そういうシリアスな部分だけ、物語に引っ掛かりを覚えるし、いよいよ、新宿編に入ってきたみたいだから、続きを待ちます。

静野孔文、瀬下寛之監督 「GODZILLA 怪獣惑星」

映画41.静野孔文瀬下寛之監督 「GODZILLA 怪獣惑星」 (日本・2017)

そんなに期待せずに見に行ったんだけれど、思いのほか、面白かったです。CGの部分もそんなに違和感なく見れたし、人物もメカもカッコよかった。何より、SFとして、よかった。ちゃんとしたSF映画になってるじゃん? って点で、素直に感心した。もっとダメなんじゃないかと心配していたんだけれど。

ウラシマ効果で地球と宇宙の時間差が1万年を超えているとか、元の地球というよりも、完全に別世界に降り立って、主人公たちが、いかにしてゴジラと戦うのか、というシミュレーション映画として面白かったと思います。

状況が絶望的なのは、「進撃の巨人」なみの悲惨さで、これでよくあきらめずに戦えるなあ。という部分で、なかなか感動的。地球に降り立った以上、もはや、帰るところはないという、その覚悟で戦えって。声優さんの配置もよく、人気声優萌えとしても、見れるんじゃないかな? どこかで聞いた声の人たちがいっぱい出ていた。桜井さんが、ずいぶん、いい位置にいるし、杉田の声も印象に残りました。

気になる引き方をしてきたので、続きも楽しみです。次回を待ちます。

「超級! 機動武闘伝Gガンダム」第2~6巻 漫画:島本和彦とビッグバンプロジェクト(宮北和明) 脚本:今川泰宏

コミック39.「超級! 機動武闘伝Gガンダム」第2巻 漫画:島本和彦とビッグバンプロジェクト(宮北和明) 脚本:今川泰宏 角川コミックス・エース

コミック40.「超級! 機動武闘伝Gガンダム」第3巻 漫画:島本和彦とビッグバンプロジェクト(宮北和明) 脚本:今川泰宏 角川コミックス・エース

コミック41.「超級! 機動武闘伝Gガンダム」第4巻 漫画:島本和彦とビッグバンプロジェクト(宮北和明) 脚本:今川泰宏 角川コミックス・エース

コミック42.「超級! 機動武闘伝Gガンダム」第5巻 漫画:島本和彦とビッグバンプロジェクト(宮北和明) 脚本:今川泰宏 角川コミックス・エース

コミック43.「超級! 機動武闘伝Gガンダム」第6巻 漫画:島本和彦とビッグバンプロジェクト(宮北和明) 脚本:今川泰宏 角川コミックス・エース

やはり、改めて読んでみても、面白くない。なまじっか、アニメ版が名作なだけに、中途半端に真似だけした失敗した同人誌のように見える。ギャグの部分は滑っていて、全然笑えないし、アニメ版で思い入れのあるキャラを馬鹿にされているようにしか感じない。アニメ版のストーリーを中途半端になぞっている分だけ、物語ですら、馬鹿にされているような感じがする。

このつまらないギャグを考えたのが島本和彦なのか、今川監督なのかは知らないが、「Gガン」のコミック化って、そんなに難しいのだろうかと考えてしまう。