星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

読書

「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」下巻 村上春樹

読書20.「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」下巻 村上春樹 新潮文庫 やみくろが住む東京の地下を探検する冒険物語と、壁に囲まれた世界で一角獣の頭骨から古い夢を読む仕事をする物語。2つの世界が交錯して、交互に語られていくわけだけれど、…

「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」上巻 村上春樹

読書19.「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」上巻 村上春樹 新潮文庫 有名タイトルだけど、実は未読で、初めて読みました。で、村上春樹がファンタジー作家だったということを初めて知った。昔、「ノルウェイの森」だけ読んだことがあって、あ…

「民権と憲法 シリーズ日本近現代史②」 牧原憲夫

読書18.「民権と憲法 シリーズ日本近現代史②」 牧原憲夫 岩波新書 明治時代、勉強中。なんとなくわかってきたのは、明治維新を経て、江戸時代とはすっかりやり方が変わってしまった庶民の混乱ぶり。 本来、なあなあで済ませていたことですら、きちんと制度と…

「一九八四年」 ジョージ・オーウェル

読書17.「一九八四年」 ジョージ・オーウェル ハヤカワ文庫 旧訳版を読みました。古本屋で安かったので、まあ、旧訳でも新訳でも中身は一緒だろう。と、軽く考えていたんだけれど、読んでみたら、とんでもなかった。出てくる単語や言葉が難しくて、さらに、…

「それからの海舟」 半藤一利

読書16.「それからの海舟」 半藤一利 ちくま文庫 明治の勝海舟を描いたということで、期待していた割に、幕末の話が結構長かったのと、筆者の勝海舟びいき、薩長嫌いがあまりに鼻について、仮にも後世の歴史家がこんなに偏っていていいのかと? 少なくとも、…

「週末ちょっとディープなベトナム旅」 下川裕治

読書15.「週末ちょっとディープなベトナム旅」 下川裕治 朝日文庫 ベトナムとカンボジアを旅した記録。高度経済成長の著しい両国の様子を丁寧に描いてくれた。特に電気も通っていないようなカンボジアの小さな村に、道路が通り、工場が作られ、収入が増えて…

「日本の決断 あなたは何を選びますか?」 池上彰

読書14.「日本の決断 あなたは何を選びますか?」 池上彰 角川oneテーマ21 多少なり、印象操作があるというか、自分の意見のほうに読者を無理やり引っ張り込もうとしているような感じを受けたので、全面的に賛同はしない。あと、2013年発行の本なので、…

「坂の上の雲」第8巻 司馬遼太郎

読書13.「坂の上の雲」第8巻 司馬遼太郎 文春文庫 これにて、全8巻、読了しました。本編を読み終わった後、あとがきが何種類もあるので、そっちを読むのに時間を取られたのが難点だったけれど、あとがきはあとがきで面白かったし、勉強にもなったから、まあ…

「日本の選択 あなたはどちらを選びますか? 先送りできない日本2」 池上彰

読書12.「日本の選択 あなたはどちらを選びますか? 先送りできない日本2」 池上彰 角川oneテーマ21 2012年発行の本なので、情報としてはちょっと古い。これからの日本はこうなるだろうという著者の予測は、あんまり当たっているようには見えないし、ち…

「村田エフェンディ滞土録」 梨木香歩

読書11.「村田エフェンディ滞土録」 梨木香歩 角川文庫 「考えてみれば、この世界も全体、だだっ広い合同教会と承知しておくのがよろしかろう。要するに雑居なのだ。それを思えば、滞りなく物事が運ぶ、ということが期待できぬのも当たり前だ」なるほどと思…

「冬虫夏草」 梨木香歩

読書10.「冬虫夏草」 梨木香歩 新潮文庫 「家守奇譚」続編。「家守」のほうは、文字通り、家を守る話だったから、家を中心にその周辺で起きた出来事という感じだったけれど、今回は、主人公が旅に出る話だから、少し、その土地を離れて、鈴鹿の山々と山村を…

「坂の上の雲」第7巻 司馬遼太郎

読書9.「坂の上の雲」第7巻 司馬遼太郎 文春文庫 アジアに進出した欧米人にとっては、アジア人種というのは、よほど得体のしれない不気味な人々といった印象があったのかもしれない。少なくとも、この本に描かれる限り、ロシア人は、よほど日本人が怖かった…

「先送りできない日本 "第二の焼け跡”からの再出発」 池上彰

読書8.「先送りできない日本 "第二の焼け跡”からの再出発」 池上彰 角川oneテーマ21 2011年発行の本なので、情報としてはやや古いが、日本が抱えている種々の問題を丁寧に解説してくれた。個人的には、農業の保護とTPPの話が興味深かったです。

「家守奇譚」 梨木香歩

読書7.「家守奇譚」 梨木香歩 新潮文庫 続編の「冬虫夏草」の文庫が出たので、「家守奇譚」から読み直し。10年ぶりに再読したけど、やっぱり面白い。自然と人間と人外の生き物、あやかしたちが同居して、それを普通に受け入れて、当たり前として暮らしてい…

「ロボット・イン・ザ・ハウス」 デボラ・インストール

読書6.「ロボット・イン・ザ・ハウス」 デボラ・インストール 小学館文庫 「ロボット・イン・ザ・ガーデン」続編。前作ラストで、主人公はタングを自分の家に連れ帰ってしまったが、それって、窃盗罪に当たるんじゃないの? という自己突っ込みに対する答え…

「知らないと恥をかく世界の大問題6」 池上彰

読書5.「知らないと恥をかく世界の大問題6」 池上彰 角川SSC新書 資本主義、社会主義、共産主義について、改めてきちんと説明してくれたのが助かりました。資本主義の貧困格差がなぜ起こるのか、格差の是正をどうしたらいいのか。

「坂の上の雲」第6巻 司馬遼太郎

読書4.「坂の上の雲」第6巻 司馬遼太郎 文春文庫 日露戦争当時、軍資金のない日本のために資金援助してくれたユダヤ人がいた。その理由は、ロシアで差別されている同胞を救うためだと。そのお金を使って、ロシアで革命を起こそうとしている人々を助け、ロシ…

「知らないと恥をかく世界の大問題5」 池上彰

読書3.「知らないと恥をかく世界の大問題5」 池上彰 角川SSC新書 2014年5月発行の本なので、情報としては若干、古い。まだオバマ大統領の時代で、次はヒラリー候補が有力か? という話が出ているぐらいで。けど、勉強になった部分としては、シーア…

「アジアの誘惑」 下川裕治

読書2.「アジアの誘惑」 下川裕治 講談社文庫 20年以上前に書かれたアジアへの旅の感想本。当時のアジアの様子がよくわかる。今はもう、だいぶ変わったかもしれないなあ。とも思うけれども、ゆったりまったりマイペースで生きるアジアの人々のだいご味が感…

「坂の上の雲」第5巻 司馬遼太郎

読書1.「坂の上の雲」第5巻 司馬遼太郎 文春文庫 バルチック艦隊の名前は聞いたことはあったものの、日露戦争だから、どこかオホーツク海あたりで戦ったのかな? などと思っていた。まさか、ヨーロッパの港を出港して、アフリカの喜望峰経由で、はるばると…

「知らないと恥をかく世界の大問題4」 池上彰

読書21.「知らないと恥をかく世界の大問題4」 池上彰 角川SSC新書 2013年5月発行の本なので、情報としてはちょっと古めだけれど、そのつもりで読めば、勉強になります。アメリカ大統領選のやり方とか、中国の政治体制とかは現在でも変わらないわけ…

「12万円で世界を歩く」 下川裕治

読書20.「12万円で世界を歩く」 下川裕治 朝日文庫 下川裕治さんのデビュー作。旅行記作家になった、これがきっかけだったというが、12万円の予算でどこまでいけるかという、テレビなんかでも芸人がやらされている企画ものだったのか。とはいえ、貧乏旅…

「坂の上の雲」第4巻 司馬遼太郎

読書19.「坂の上の雲」第4巻 司馬遼太郎 文春文庫 日露戦争進行中。二百三高地、旅順要塞、バルチック艦隊、などの単語は聞いたことがあったんだけれど、それぞれが戦争で、どういう位置にいて、どんな役割を果たしたのかは知らなかったので、詳しく教えて…

「東南アジア全鉄道制覇の旅 タイ・ミャンマー迷走編」 下川裕治

読書18.「東南アジア全鉄道制覇の旅 タイ・ミャンマー迷走編」 下川裕治 双葉文庫 東南アジアの鉄道なら8割は乗り尽くしていると口走ったら、この際、全部乗りましょうよという企画になったという話。やってみると、その苦労がよく分かるらしいが、読んでい…

「坂の上の雲」第3巻 司馬遼太郎

読書17.「坂の上の雲」第3巻 司馬遼太郎 文春文庫 いよいよ、日露戦争勃発。そこにいたるまでの状況の説明と日英同盟を結ぶまでを丁寧に解説してくれて、参考になった。ロシアの南下の脅威。朝鮮半島が南北に分裂したのは、朝鮮戦争の結果だと思っていたが…

「週末ちょっとディープなタイ旅」 下川裕治

読書16.「週末ちょっとディープなタイ旅」 下川裕治 朝日文庫 タイ旅とあるけど、ラストの方ではラオスについても解説があった。いつもながら、それぞれの国の状況を丁寧に説明してくれて、勉強になります。 今回の本では、タイの乗り物として、あまり日本人…

「坂の上の雲」第2巻 司馬遼太郎

読書15.「坂の上の雲」第2巻 司馬遼太郎 文春文庫 日清戦争、米西戦争などの解説があった。どちらもそんなに詳しくない歴史なので、興味深く読ませてもらいました。「どういう家来がいくさに強いか?」という質問に対して、「戦場でほんとうに必要なのは、…

「蝿の王」 ウィリアム・ゴールディング

読書14.「蝿の王」 ウィリアム・ゴールディング 新潮文庫 ジャックはリーダーになりたかった。うまくやれる自信も持ってた。なのに、みんなが選挙で選んだのはラーフだった。それが気に食わない。なんで、あんな奴が・・・。 一方で、ラーフは、あんまり深く…

「坂の上の雲」第1巻 司馬遼太郎

読書13.「坂の上の雲」第1巻 司馬遼太郎 文春文庫 ドラマ版は未見。どんな話か全然知らなかったけど、幕末を過ぎて、明治時代を勉強したかった私にはちょうどいいです。初期の方は、この間まで読んでいた「翔ぶが如く」と時代的に若干かぶっているので、幕…

「動物農場」 ジョージ・オーウェル

読書12.「動物農場」 ジョージ・オーウェル 角川文庫 「動物農場」「象を射つ」「絞首刑」「貧しいものの最期」の4作品を収録した短編集。本編は、すぐに読み終わったものの、解説やあとがきがえらく長くて、しつこくて、そっちを読むほうが大変でした。 読…