星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」第24話

第24話「未来の報酬」

・・・あまりにひどい話なので、眉をしかめてみてますよ。個人的には、「こんなの間違っている!」と言って、泣いているお姉さんに賛成だな。子供が身を犠牲にして、戦わなきゃいけない世界。望んで、そちらに進むしかない世界は、やっぱり、間違っていると思うし、そんな彼等の犠牲が、未来の報酬だとは、あんまり思いたくない。

ある種、それって、深読みすれば、イスラム国の兵士とか、旧日本軍とか、そういう追い詰められた状況の兵士たちを象徴しているのだろうか? という気もしないでもないけど、どちらにせよ、見ていて気持ちのいい物語でもない。

よくもこんなひどい話を、夕方の5時に放送したものだと思って、

これを見てどう思うか? という部分、視聴者は問いかけられているんだと思うけど、みんなの感想はどうだったのかねえ? 興味があるようなないようなだけど、これを見て、鉄華団のやっていることは正しい。などと素直に思う人とは、あんまり付き合いたくはない。

と言うより、世の中が、こんなふうな子どもたちを生み出さないことを祈ります。切に。

「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」第23話

第23話「最後の嘘」

鉄華団が悪の集団に見える演出は、つくり手が故意にやっているものなのか、と、納得した。桶をギュッと締めている輪っかのことを箍(たが)というらしいが、鉄華団の場合、それがビスケットだったということで、まさしくタガが外れたってことで、溢れ出る水の勢いが止まらないってことなんだろう。何かが壊れたという感じで、復讐に向かう子どもたちの流れが止まらない。これはそんなにいい話ではない。

騎士道精神を真っ向から見せたカルタを、容赦なくぶちのめして、殺してしまう三日月の姿には、正義もへったくれもないし、皮肉なことに、「Fate/Zero」で切嗣が言っていたことを思い出してしまう。ただの人殺しのくせに、騎士道もないだろうと。まさしく外道ね。

テーマとしては、それでいいと思うけど、視聴者として、見ていて気持ちのいい話でもないから、難しいところ。

「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」第22話

第22話「まだ還れない」

改めて思ったけど、やっぱり、私は三日月は苦手だ。あの狂気の目が恐ろしい。「あと、何人殺せばいい?」ってのは、やっぱり、普通のセリフじゃないし、気持ち悪いよ。

ビスケットという良心を失ってしまった鉄華団は、もはや歯止めが効かなくて、なんだかみんなして気味の悪い方向に進んでいるなあ。という感じがする。あんまりいい話には見えないよね。

「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」第21話

第21話「還るべき場所へ」

ビスケット、死亡。この場合、死ぬことが最初からわかっていて見たので、全体的に死亡フラグだらけじゃないか~。という感じに見えたよ。

しかし、もったいないことをする。このキャラをここで死なせてしまっていいのか? 鉄華団の他のメンバーって、いくら見ても全然覚えられないぐらい、印象が薄くて、ビスケットだけが、唯一、このチームの良心という感じに見えていたのに。

というか、他のキャラは、みんなガサツで乱暴に見えるので、なんだか怖くて、近寄りがたい印象を受けるんだな。ただの人殺し集団というか。その中で、ビスケットだけが、ほっこりしたみんなのお母さん、みたいな位置にいたものを。

「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」第20話

第20話「相棒」

うっかり、ネットでネタバレを読んじゃって。え? ビスケットって死ぬの? ってことは、今回の話は、そのための伏線かな? と、振り返って思う。オルガが、道を誤ったせいで死ぬの? そうでもないのかな?

みんなで魚の煮付けを食べる回。

「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」第19話

第19話「願いの重力」

1ヶ月ぶりに視聴再開。久しぶりに見たけど、戦闘シーンばかりで、あんまり面白くなかった。カルタという女は歌舞伎役者でもイメージしているのか? という感じがするけど、キャラデザが漫画過ぎて、あんまり世界観にそぐわないなあ。と思う。

「精霊の守り人」第26話

第26話「旅立ち」

最終回。物語自体に別に破綻しているところはないと思うが、何にせよ、展開が遅くてじれったいという感じが残る。今時のアニメは、みんな展開が早いからね。別れの物語にまるまる1話もかけなきゃいけないというのは、めんどくさい話だ。

この当時のチャグムは、まだ子供で、泣いてばかりだったんだなあ。と、改めて思った。私の中では、とっくに成長して、逆にバルサを抱きしめるぐらい大きくなっているんだけど・・・。

まあ、そのあたりのチャグムの未練が、「夢の守り人」につながるわけだし、ラストシーンで、バルサはちゃんとカンバルに向かって旅立ったので、やろうと思えば、そのまま「闇の守り人」へ行くこともできる。そのための伏線は、ちゃんと張ってあったんだな。と思った。結局は、やらなかったわけだけど・・・。

ただ、やっぱり「守り人」シリーズに関しては、もったいないなあ。という感じが残る。「精霊の守り人」で2クールも使うくらいなら、1年かけて、「天と地の守り人」のラストまで進めるぐらいで良かったのに。

ドラマ版がやるらしいが、見てないので、どの程度の出来だか見当がつかない。この場合、原作者がどれほど褒めようと信用出来ないからね。難しいところ。

まあ、いいや。とりあえず、長年の宿題が片付いたところで満足。気にしていたので、やっと見終えることが出来たのは、素直に嬉しいです。