二週分、思わず一気に見てしまいました。最終回は特に涙ものでしたね。
「俺はもう逃げたくないんです!」
葵ちゃんを連れて、二人で逃げることだって出来たのに、それをせずにちゃんと彼女の父親に向かっていった。
いや、立派だよ。それが出来なきゃ男じゃないよ。かっこいいよ。
薫は、人の痛みのわかる人だった。自分が深く傷ついたことがあるからこそ、誰よりもやさしく、思いやりを持つことが出来る。それは、見ていればわかる。
物語の各エピソードが、そうやって相手を思いやることの大切さを語っていて、その中心に深い悲しみや痛みがある。薫くんがずっと背中の傷を誰にもみせずに隠していたように。もう誰も傷つけたくないという切ないまでの想い。
本当に相手を思う大切さをちゃんと伝えてくれたから、私はずっとこの物語を支持したいと思う。いい作品でした。