星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「十二国記」第二十話「風の海迷宮の岸終章」

先週放映分を見逃してしまったのがイタイ。しくしく・・・。
一番見たかったシーンを全部先週やっちゃったみたいじゃんか。
いつの間にか驍宗さまとの契約まですませちゃっているではないか〜。ショック。

今週は、半分がオリジナルだったから見所が少なくてつまんなかった。
泰麒だとかわいいのに、高里くんになるとどうしてかわいくないんだろうなあ。(そして、原作で本来私が好きなのは高里くんの方なのだ。実は泰麒じゃないところがポイント。だから見ていても嬉しくない)

後藤先生と広瀬先生をごちゃ混ぜにしたような変なオリジナルキャラの美術教師が出てきたけど、なんだかまあ、見ようによっては高里くんに下心ありでちょっかいを出しただけの変態親父のようだった。おかげでゴウランに殺られた模様です。こんな同人のようなネタがシャレにならない。困ったもんですね。

個人的には、高里弟が「兄貴なんだから心配じゃないわけないじゃないか!」などと言い出すのが気に障った。やれやれ。「魔性の子」の非情さをNHKで出すわけには行かないからかねえ。仕方がないか・・。

「風の海」としては、悪役に酔いしれる延王のシーンでしたが、演出過剰だと思ったし。だって、わざとらしすぎる。もう少しさりげない演技が欲しかったところ。あれじゃわざと演技しているのがバレバレじゃない?

麒麟は決して自分の王以外の人間に額づくことはない・・という設定が、視聴者に本当に上手く伝わったのかな? どうも微妙だ。

唯一気に入ったのが、陽子と景麒が空の上を飛んでいるシーンが地上からは雲に見えるところ。そこへ向かって流れるカメラの落方が好きですね。きれいだった。