星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「まほろまてぃっく」第3話「墓ありて儚く」

実は、ダンナと「何故、まほろさんのライバルがクラスメイトじゃなく教師なのか?」という話をしていたんですが、
「もしクラスメイトだったら、普通の話になっちゃうよ。主人公がクラスメイトとくっついてまほろさんを見捨てる可能性が高くなるから。逆に先生の場合は、どう百歩ゆずっても、あの主人公が先生に傾くことはあり得ない。それだから面白いんじゃないか」
と言われて、結構、あっさり納得した。

確かに、もしクラスメイトだったら、まほろさんが負ける確率の方が一気に高くなっちゃうなあ。
そうなりえないから、「敵」としての「先生」が成立して面白いのか。
難しく考えるまでもなかったのかな?

今回、銭湯の娘としてクラスメイトも出てくるけど、恋愛的な要素は確かにあんまり見受けられなかったですね。
娘ばかり4姉妹の父親が「息子が欲しかった」と主人公のことを語るとき、逆に父親のいない主人公の立場がほろりと見えてきて、その後の「墓参り」のエピソードへとつながっていく。

その流れ方が実にスムーズで、最初のうち、銭湯モノのお約束を交えて笑わせておいて、最後にしんみりとさせる手法に上手くのせられた感じです。好きだなあ。

この話はまほろさんの「つぐない」の物語でもあったのですね。そういう「切ない」部分が物語のベースになっているわけで、単なるギャグモノに終わりそうにないところで期待できそうです。続きが楽しみ★