１〜３話までのしっとりとした雰囲気とは、少し一線を画した感じであれれ？ と思ったら、脚本が山賀さんじゃないのね。やっぱ、脚本家によるキャラクター解釈の違いという問題は、はっきり出ちゃいますね。
１〜３話までのまほろさんは、前述したように「母性的」な「包容力」を備えた女性に見えたけど、この回じゃ一気にそのイメージが消えちゃって、弱々しく甘えた女になり、代わりに主人公の立場がぐっと強く男らしくなった感じに見える。
「海に行きたい」と願いつつも、言い出せないタイプの気弱な女の子になっちゃったね。それはそれで魅力なんだろうけど、ちょっと違和感を覚えるのは仕方がないところか。
とは言え、今回の話数は最終的に二人が力を合わせて敵を倒す・・というパターンを使っているみたいだから、あんまりまほろさんが強すぎても、逆に弱すぎてもいけないのだ。主人公と立場を対等にしなきゃいけないから、そのためにあえてまほろさんから「お母さん的」「お姉さん的」雰囲気を減らして、もっと弱い普通の女の子のように設定し直したのかも知れない。
とか難しく考えるまでもなく、単に脚本家のクセなんでしょうかね。どちらを選ぶかは視聴者次第。私的には山賀さんの方が好きかも知れないなあ。
