韓国映画というのは初めて見たんだけど、いやあ、すごかったですね。これは面白かったです。
見ていて、どうしても最近読んだ小説「亡国のイージス」(福井晴敏)を連想しちゃったのだけど、「自衛艦」と「潜水艦」の差はあるけど、「艦と男たち」の世界で通じるものがあったので、そういう意味でちょっと比較しながら見てました。
実際、映画とはいえ、展開が日本のコミックの影響を露骨に受けているような印象があったし・・。
とは言え、「亡国のイージス」が、後半、きれい事もいいところの甘々の展開で終わったのに対して、韓国の人々は覚悟があるなあ・・と思いました。
「自分がなすべきこと」「やるべきこと」を考えさせた上で、なお「それでいいのか?」という問題提議を突きつけてくる。
男たちのドラマなんだからここまでやって欲しいというのをちゃんと見せてくれたので、感動しました。最後まできれい事にはしなかったところが◎
カギを取り出すところはさすがに気持ち悪かったけど、そのあと艦長の血まみれの腕を見せつけるようにカメラが動くのがさすが。色彩の使い方もよかったしね。
韓国からは日本がこう見えるというのは、ちょっと考えさせられるところがありました。私の歴史認識はまだまだ甘いのでうかつなことは言えないんだけど・・・。
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