第１話「宇宙人と、打ち上げUFOの湯」
ずいぶん、独特の味のある世界観ですねえ。「灰羽連盟」とは対極にある感じだ。それでも、どこかしら共通点があるとするならば、実に丁寧な日常描写ですか。それぞれのキャラクターたちの生活感が見事なまでに表現されている。（苦笑）
いや、まじめな話、キャラクターのちょっとした動きが、実にリアルだなあって感心した。それは本をめくる瞬間や扉を開ける瞬間に感じることができる。このタイミングで人はものを動かすなあって感じ。まあ、漫画的にオーバーアクションで動くときもあるから一概には言えないけど・・。
背景の描写も実に丁寧で、主人公がバス停に移動する際に、町の中の立ち入り禁止区域を承知で入っていくけれど、それも全部細かい地図が作ってあるんだろうなあ・・と思わされた。（実際、「灰羽連盟」も必要以上にかなり細かく全部地図が作ってあったらしいから）
お話としては、全面的にどこかずれたギャグ展開で、実に面白かったです。特に一度でも貧乏生活を送ったことのある人には、あまりのリアルさに思わず涙がこぼれるかもしれない。（大笑）
川澄綾子の声は、実は本人に一番近いのがこのキャラの性格かもしれないなあ・・と何となく思いました。（＾＾）；
とにかく面白かった。続きが楽しみです♪
