第23話「The Eve(前夜)」
第24話「Net Slum(ネットスラム)」
個人的には、ミミルが好きだったので、ヒロインとしての彼女の役割がおざなりにされているように見えるのはちょっと悲しいな。
昴だけが司を支えているとみんなに主張されると、さすがにそれはウソだと思うので・・。
とは言え、この作品の価値は例えばクリムのセリフに象徴されるように、「つらい人間関係から逃げるな」という前向きなテーマそのものにあるのでしょうね。私もすぐ逃げようとするタイプの人間なので、これらのセリフがすごく痛く聞こえます。(><)
でも、そういう言葉は正しいんだよ、きっと・・・。私ももっと強くなりたいです。悪意のある人間関係に負けないように。
興味深いのは、スラムの中に「傾いた赤い鳥居」が配置されていること。「鳥居」は「神の世界」と「人間の世界」の境界であり、「出入り口」の役割を担っていると思うんだけど、まさにその場所は「境界」なんでしょう。それが傾いていることで、「出られなくなっている」司の状態を示しているのだろうか? とか連想したら楽しかったです。当たっているかどうかはともかくとして、そういう連想は楽しくて好き。(^^)
あと、ネコのキャラクターの役割とか、倒せないモンスターの役割とか、眠っている少女の役割とか、敵としての「母親」は何を象徴しているのかとか、いろいろ考えるのは楽しいです。
さて、これも残りあと2話。楽しみです♪