星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「ASTRO BOY 鉄腕アトム」第24話

第24話「ベアちゃん」

まあ、どこかで見たような話と言ってしまえばそれまでだけど、きれいにまとまっていたし、「友だちとは何か?」考えさせられるいい話だったのでよかったと思います。(^^)

自分に都合のいいことしか言わないのは、本当の友達じゃない。
物語としてはよくあるテーマなんだけど、実際問題として現実的にそれに直面するとやっぱりかなり痛いので・・。(><)

とは言え、都合のいいことをいってくれる友だちなんて、そもそも私、持っていないよ。(←それも悲しいけど・・)
まあ、多分、だからこそ、そういう言葉を与えてくれるベアちゃんに孤独な人間は惹かれるんでしょう。そういう意味では、非常に説得力がありました。(^^);

自分に都合のいい言葉しか言わないロボットや幻影が人間を破滅に導くパターンは、確かに手塚マンガにもあったような気がします。

とりあえず、思い出したのが「火の鳥未来編」の猿田博士が作り上げた女性型ロボット達(博士はロボットで母親と恋人と娘たちを作り、「愛している」という言葉を言わせ続けた)と「火の鳥宇宙編」の牧村が異星人に作ってもらった幻影装置で昔の恋人と語り合っているシーン。(自分に都合のいい言葉しか言わない昔の恋人の幻影が、今の妻を殺して、その足を食べてしまえとそそのかすという・・)
こうやって書くと、本当に手塚マンガって狂ってるなあ、と思うけど。(苦笑)