79.「アダ戦記」第2巻 堤抄子 一賽舎ZERO-SUMコミックス 評価★★★★★
やっぱ私の好みとしては、「エルサガ2」より「アダ戦記」の方に軍配を上げたいところ。何しろ、男たちがみんなカッコよくって♪ ヴァルには悪いけど、現代の男の子より、神話の時代の戦士の方がすてき・・ということでしょうか。まあ、これは仕方がないかな?(^^);
そういうキャラクターの好みを差し引いても、物語として好きなのは、こちらかな。
「父親と息子」の物語としての宿名彦の話は、切なかったです。
「俺はお前が誰の息子かなんて知らないよ。今日、パンをくれた人だ」というアダのセリフが泣かせます。彼は本当に無垢な存在であり、物事を平等に見ていくのだという事実。
後半のエピソードもよかったです。特に月鬼に惨殺されるシーンの残酷さはさすがというか。堤抄子も容赦ない人だよなあ。(^^);
次巻では、いよいよアダの過去、牢に捕らわれる前の子供時代が描かれるのでしょうか? 楽しみです♪