星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「ブラックジャック」スペシャル・カルテ4

カルテ4「ときには真珠のように」

いやあ、感動しました。ラストでは、思わず涙ぐんじゃいました。
よもやBJ先生が、<FONT color="white">本間先生からもらった真珠のさやを海に投げ捨てる</FONT>とは思わなかったので。他の手塚ファンの感想は見ていないけど、これって賛否両論だったんじゃないのかな?

しかし、その姿に監督である手塚眞の決意を見たようで感動しました。「大切なのは、過去よりも今の自分を生きること」というメッセージの象徴でもあったような気がします。

そうやってプロローグとエピローグが見事につながった構成にも感心しました。実は、最初の内こそ、あのプロローグは邪魔だと思っていたので。(いや、だって、BJ先生の過去なんか中盤でこっそり出してくればいいわけだし、最初からおおっぴらに見せるのはなんかもったいない気がするでしょ?)

海で始まった物語が海で終幕を迎えるというのは、きれいな構図です。繰り返されるカモメの声がいい味を出していました。BJ先生と言えば海・・というイメージは正しいと思います。(^^)

カルテ4では、特に竹林の中を飛ぶ小鳥がよかったです。本間先生のセリフの合間に小鳥のさえずりが聞こえてくる。自然の中で最期を迎える静かな雰囲気がよく出ていました。

まあ、いろいろ細かい不満(ピノコの演技過剰はちょっと・・)はあったものの、全体的にはよかったんじゃないかな。これならTVアニメ化の企画も応援していきたいですね。

BJ先生の演技には、おおむね満足しています♪ 大塚さんの声はよかったし、ほほえんだ表情もなかなか素敵でした。(^^)♪