星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「交響詩篇エウレカセブン」第7話

第7話「アブソリュート・デフィート」

ムーンドギー紹介編という感じか。素直なレントンはすごくいい子だと思うけど、こういう子を笑いものにして楽しむ感覚はやはり好きじゃないな。

ただ、おかげでムーンドギーがゲッコーステイトの中でどういう立ち位置にいるかは、とてもよくわかった形です。彼はレントンの次に新入りで、今までみんなにからかわれたり、いじめられたりしていた立場だったと。作り手側の意図としては、それを説明したかったんでしょうね。

また、ヒルダの好感度がかなりアップ。あれが普通の大人の反応であるべきでしょう。他の人は、ちょっとみんな子どもっぽいというか、やり方が酷すぎだ。それを容認しているのならホランドも、自分でつぶやいているようにやはりダサい男だと思うよ。

でも、それもレントンのかっこよさを強調させるための演出だったと見るべきでしょうね。レントンの素直な正直さの前には、誰だってダサくなっちゃうということ。ホランドもみんなもたぶん、それに気づいたんだと思う。

そういう意味でいい話でした。レントンはみんなにからかわれていることに気づいたのに、そのことで怒るんじゃなくて真っ先に「エウレカも見たのかな?」とそればかりを気にしていた。だから、エウレカに「すごいね」と言われるシーンにちょっと感動しました。実際、彼はすごいことをやってのけたんだから。でも、自分でそれに気づいていないみたいなのが、ちょっともどかしいかな? それも含めて、彼はまだまだ修行中ということなんでしょう。続きも楽しみです。

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