星の原休憩所

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「機動戦士Zガンダム」第1話

第1話「黒いガンダム

この第1話から感じるのは、ものすごく強い「怒り」「苛立ち」「ストレス」といったもの。カミーユの登場シーンがこんなに長かったとは意外だったけど、彼は全編を通して怒りまくっている。

ファと一緒に走るシーンなど、流れる音楽こそさわやかに青春しているけど、フィルムから伝わるのは、「部活なんかやっていられるか!」というカミーユの苛立ちの方だ。それが柔道部だったというのはちょっと興味深いところなんだけど、カミーユは登場シーンからして先輩に殴られている。

部活をさぼって、先輩に殴られ、けっと言った表情で飛び出していく少年。まさに10代というのは、そんな感じだろう。

ファはそこに合流するんだけど、この彼女がくせ者で「俺の名前を呼ぶなっていつも言ってるだろ!」と本人は開口一番それを訴えるのに、彼女の方はまったく意に介せず、「だって、カミーユ」「何処へ行くの? カミーユ」「待ってよ、カミーユ」「ねえ、カミーユ」「カミーユったら」とまあ、必要以上にカミーユの名前を呼びまくりなのだ。
女だから殴るわけにも行かないよな・・・とカミーユは内心で思っているに違いないのに、そんな彼の気持ちにとことん無頓着な彼女は、確かに彼のストレスをため込ませるのに一役買っているだろう。

ファのそういう部分が、自分的にぐさぐさぐさと突き刺さるな。(−−);
それも含めて、今後の課題。キャラクター心理で物語を切り取れと言われたので、そのほかの登場人物についてもこれからじっくりと見ていきたい。

特に最初から殴られ役、ヘタレ役をやっているジェリドの動きにはちょっと注目したいところだ。

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