星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「新竹取物語 1000年女王」第2,3話

第2話「始よ、広い宇宙を見ろ」
第3話「1000年盗賊の陰謀」

第1話において何者かによる自宅の爆破で、両親を失った始くん。2話、3話とずっと彼が落ち込んで泣いているので、かわいそうだった。そういう少年の心理を丁寧に描いていることに好感を持った。
池の畔でしゃがみ込んでいると、池には鴨が親子で仲良く泳いでいる。それを見て、また泣いちゃうあたり、あざといけど、上手くできてます。やっぱり、そういうのは辛いよね。

両親の仇を討ちたいとする始くんだけど、相手は正体不明の謎の組織。そもそも彼らが犯人だと始くんは決めてかかっているけど、実は本当にそうなのか? という部分は明らかにされていない。引っ張りますねえ。(^^);

神出鬼没で始の前に現れる弥生さんだって、十分に怪しいし、メーテルもそうだったけど、こういう謎のお姉さんと仲良くなる主人公・・・という設定が松本零士風味と言えばそうかな?

叔父さんのいる天文台に預けられることになった始くんだけど、その雨森所長がズボンの後にタオルをぶら下げて、なおかつ下駄で歩いているのが面白かった。まあ、確かにこれが松本節だったかと懐かしく思い出したけど、メカメカしい天文台の内部とのギャップがステキだ。所長が歩くと、下駄の音がするんだもん。

第2話のラストは、謎の9つの流星が天文台近くに落ちたところで続く。
第3話のラストは、謎の組織の乗ったヘリコプターに突然襲われるところで続く。
この引き方が好きだったのだ。最近は、こういう形で気になるところで「続く!」という終わり方をする冒険アニメやマンガが少ないので残念です。