星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「雪の女王」第24話

第24話「月夜の人魚姫」

友達を作らないと海へ帰れない。しかも、その友達の一番大切にしているものをもらってこなくてはいけない・・・。

結構、厳しい試練だと思ってしまうのは、自分も友達を作るのが苦手だったせいか・・・。(−−);
その分、リリーが、友達を作りたいと焦るばかりに、無理矢理なれなれしく話しかけて、結果として「変な人」と嫌われて自爆している姿が、なんだか見ていて痛かった・・・。うーん、気持ちとして、シャレにならない。そういう彼女の不器用さが、よく出ていたと思うので・・・。

そういう部分に惹かれて、リリーに感情移入しながら見ていたので、ラストでゲルダが彼女のために泣くシーンで感動しました。原作の「人魚姫」の印象から、このまま彼女も泡になって消えるんだろうか? と、心配した分だけ、魔女の粋な計らいが好ましかったです。

海上に跳ねる人魚の姿がちらりと見えるシーンがよくて、印象に残りました。リアル世界とファンタジー世界がいろいろ混じっている「雪の女王」の世界観だから、こういう話も許されるんだなあ・・・と思って、嬉しかったです。

いい話でした。合間合間に入るハープの音色がきれいで、よかったです。