星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「.hack//Liminality」第2話

第2話「in case of AIHARA,Yuki

全4巻の物語だけど、1巻ごとに舞台が違う・・・という話を聞いたので、次の舞台がどこなのかちょっと楽しみにしていたのだ。で、見てみたら、今度の舞台は、横浜。みなとみらい地区と言うことで、「桜木町の駅だ〜。ランドマークタワーだ〜」という部分、行ったことのある知っている場所が出てくるのがちょっと嬉しかったです。(^^);

なにしろ、元が私って結婚前はド田舎の山奥を生活空間にしていたものだから、こういう都会を舞台にした物語を見ても、今まで全然ぴんと来なくて、「まあ、東京や横浜というのは、だんだんこんな感じなんだろうなあ?」と異世界ファンタジー物語を見ているのと変わらない別の世界という気がしていたんだけど、実際に横浜で暮らしてみたら、主人公の少女が都会の雑踏に押されて辟易している辛さがしみじみと実感できましたよ。もう見るだけで嫌になるわ、あの人の多さ・・・。(><);

徳岡さんが渋滞に巻き込まれているのも、たぶん、首都高の横羽線なんだろうなあ・・・とわかったけど、背景美術がとても丁寧に描かれているので、舞台となっている場所が本当にリアルに見えます。渋滞の様子も、まったく見るだけでストレスがたまる。ああ、やだやだ・・・とつくづく思った。

どことなく「パトレイバー」を思い出したのは、やはり脚本家が同じ人だからなのかな? と思いました。都会において、コンピューターの暴走による交通麻痺とパニックの発生・・・という状況は、10年以上も前から近未来SFのテーマとして語られていたけど、都会で暮らしてみて、初めてその恐ろしさを実感できるようになったという気がします。

今までは、どこか他人事としてみていた気もするしね。

閉じこめられた建物からの脱出劇というのが、シャレにならない状況として見えてきた。こんな状況、知りたくもなかったんだけど、「パトレイバー」も今の立場で見直せば、もっといろんなテーマも見えてくるのかも知れないなあ・・・と思いました。つくづく・・・。