星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「星界の戦旗3」第2話

第2話「家族の食卓」

改めて、アニメで見直して「星界の戦旗3」がこんなに辛い話だったことを再認識しました。ラストの方では、さすがに泣けてきて困ってしまった。

ジントは、クー・ドゥリンが一緒に来てくれることを、やはり期待していたのかな・・・と、思って。前編の方では、最初から諦めていたのかと思っていたけど、そうでもなく、意外と熱心に誘おうとしていたので、その分だけ、物語の持ってきた結論が辛く感じました。結局、アーヴと人類は分かり合うことができないのか・・・という部分で。

まあ、里帰りエピソードの収穫としては、ジントは結局、故郷の人間に嫌われていたわけでは決してないのだと、確認できた点かな。クードゥリンもティル・コリントも「お前がこちらに来るなら、俺たちはいつでも歓迎する」とそう言ってくれているわけだから。その部分が、かろうじて救いなのかも知れない。

あと、サムソンさんがジントに向かって「お前に会いに来たんだ」と言ってくれたシーンが入っていたのが、ちょっと嬉しかった。いや、変な意味じゃなくてね。会いに行っては残酷に断られる話ばかりが続いているときに、わざわざ彼に会いに来てくれる人がいる・・・というのは、やっぱり気持ち的に救われるから。

彼の新しい大地は、ラフィールと共にあるんだろう・・・という予感を感じさせて終わったので、まとめ方はきれいなんじゃないかと思います。特に、ラストカットに使われた花の演出が個人的には気に入りました。