星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「NANA」第15話

第15話「ブラスト、初ライブ」

素朴な疑問なんですが、どうしてナナは、奈々を遊園地に一緒に誘わなかったんでしょう?? そこに何か、事情がありそうだなあ・・・とは思うんですが、寝ている間に、自分だけファンの女の子と遊びに出かけてしまい、「うらやましいだろう」と書かれた置き手紙だけを残すなんて、あまりに残酷じゃないのか? という感じがしました。

EDで「あのころ、私がもっと大人だったら・・・」と奈々のナレーションが入っていましたが、この場合、純粋に悪いのはナナの方だと思います。まあ、多分、本人にもその自覚があるから、「叱られた子供のような顔をした・・・」というナレーションにつながるんじゃないかと思うんですが・・・。

「今の関係を失わずにすんだのに・・・」と、いちいちナレーションが過去形で語られると言うことは、やっぱ、この世界は後々壊れていくことになるんだなあ・・・というのは、なんとなくわかりました。

どうやって壊れていくのか、そのあたりは、物語の今後の展開を待ちたいと思います。

「章司が来るかも知れないから、もうジャクソンには行けない」とする奈々の気持ちに感情移入しすぎて、泣けますよ。一方で、章司の側がそのことをまったく考えないあたりに、彼の無神経さに対してちょっと腹を立てているかもしれない・・・。男って言うのは、そういうものなんですかね??

【追記】
章司について考えていたんですけど、彼の方はむしろ、偶然でもいいから奈々に会いたいと思っているんでしょうか? 会って、謝罪したいと思っているのかな? そう思って、ジャクソンにも立ち寄ってみたとか??

とは言え、でも、それだと、新しい彼女への誕生日の花束を持っていたことへの言い訳がつきませんよね。幸子への花束を持っていながら、奈々には会いたいと言いだす・・・。そんな優柔不断な男、やっぱりどうかと思いますわ。優しいと言うより、やっぱり無神経なだけなんじゃないのか??