星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「功名が辻」第36話

第36話「豊臣の子」

秀吉役の柄本明が、結構老け込んだ役柄になってきて、これが実に似合うんだわ。鶴松を失って、狂気のように泣いている姿とか、なかなか迫力でよかったです。

日本全土を制覇して、それでも、まだ先へ。朝鮮半島へ、明国へと兵を進めていった秀吉のやり方は、さすがに怖い。全国が平定されれば、それで平和が来ると思っていた・・・という考えは甘いということですね。更に敵を作って、戦いから戦いへと続いていく連鎖は気持ち悪いし、その戦いのために拾くんみたいな子供まで剣の修行を積んでいる姿は、なんだかなあ・・・という感じがします。

一方で、「明国は強いぞ」という六平太の言葉は、言葉だけなのになんか妙に説得力があると思った。なにしろ中国人は、生身のまま空を飛んで攻撃してくるからなあ・・・。(←ちょっとした偏見)