星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「NANA」第34話

第34話「34」

とにかく、一番感心したのは、この状況でもちゃんとバイトに行き、そして、バイトを休んだナナのことを心配して何度も電話をかけたというノブのまじめさと優しさだろう。なんて、いい奴なんだ〜>ノブオ〜。この男を逃すなんて、バカだよ、バカ。ものすごくもったいないことだと思うぞ〜。
「聞いてよ、オレの愚痴〜」と言っているノブの甘え声がかわいくて、すごくよかったです。やっぱ、関智さんはいいなあ♪

あと、タクミに関しても、思いの外、まじめに奈々とのつきあいを考えているみたいだし、将来のことや今の状況をきちんと見極めている有能な男のようで、これまたちょっと見直した。単なる遊び人かと思っていたんだけれど、彼の言い分は、ものすごく正論だと思うし、太刀打ちできないなあ。子供ができて混乱しているところに来て、ここまで言ってくれる男というのも、なかなかいないんじゃないの?

こんないい男二人が、そろって自分を好きだと言ってくれるなんて、さすがに少女マンガ設定だと思いました。マジ現実にはありえないよ〜。夢だよ、夢〜。

ただ、ナナの言い分で一番よくわかったのは、「そんな大事なことは、自分の口で言えよ! なんでタクミに言わせて、自分は黙っているんだよ!」という苛立ちかな。これはわかる。ものすごくわかる。

これからアパートのことをどうするかなんて話は、当事者である女二人で話し合うべきであって、自分が言いにくいからって、それを男に言わせて黙っているなんて、やっぱりずるいというか、卑怯だと思うもん。この場合は、タクミがせっかちすぎる。というか、奈々を甘やかしすぎ。

大体、女同士のもめ事に、中途半端に男が入って、茶々を入れるとろくなことにならないのだ。それは、実感としてしみじみ思うよ。

シンちゃんやレイラについても書きたかったけど、また次回への宿題にします〜。