星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「英國戀物語 エマ」第3、4話

第三章「告白」
第四章「ミューディーズ」

インドの王子様、ハキム登場。しかし・・・。なんか、いかにもウィリアムとカップリングしてください〜と言わんばかりのキャラだったなあ。どう見ても、ハキムxウィリアムという感じなんですが、二人の仲良し仲良ししている会話を聞いているだけで、ちょっと幸せな気分になったよ。二人とも、互いに相手を「大切な友人」だと強調しているあたりが、ちょっと美味しかった♪

物語の方は、淡々と進んでいくけど、やっぱ、面白いのは19世紀の英国の雰囲気ですね〜。自動車の代わりに馬車が行き交っている世界で、同時に汽車が走っているのがなんか新鮮に見える。会話の中に「汽車みたいに地下に走らせればいいんだ」みたいなセリフもあったので、「ということは、地下鉄もあるのか?」と思った。船を通すために、橋が引き上げられていって、そのために馬車が渋滞を起こしているのも面白い絵だった。そういう日常描写が丁寧なところに好感が持てる。

一方で、テニスは自然にやっているんだよね。普通にラケットを持っているし、コートもあるみたいだし・・・。テニスはお嬢様のスポーツというイメージがあったけど、もともとはヨーロッパの貴族の娯楽みたいなものだったのだろうか? いったい、どのぐらいの歴史があるんだろう? とそういうことに興味が行ったかも。

貸本屋があるって言うのも面白いと思ったけれど、エロ本を男二人でのぞき込みながら、会話しているのも楽しかったな。そういう描写も作者は意図的に入れたんだろうね。

あいかわらず、ウィリアム坊ちゃんがかわいくて、いい感じです。エロ本程度で赤くなっているところが、いちいち純粋でなんかいいよ〜。ウィリアム坊ちゃんを応援しながら、見ていけそうな気がします。続きも楽しみです。