第３話「恋心〜残酷な悪戯」
貴族を倒したいという想いはあったにせよ、いきなりモンタギュー家に復讐したいから、その旗頭になってくれといわれても、やっぱ、困惑するよね。特にジュリエットは何も知らなかったんだし・・・。彼女の迷いはよくわかります。
その一方で、丁寧に語られていくロミオのおかれている立場と状況。彼氏、息子とはいえ、父親に信頼されていないし、あんまり愛されてもいない模様。
原作の「ロミオとジュリエット」ならば、それぞれ仲の悪かった親同士が、愛する息子と娘を同時に失ってしまって、それで初めて自分たちのやっていたことを後悔するという展開になるはずなんだけれど、この状況じゃ、あんまりそうなりそうにないなあ？？ と思います。
ジュリエットの両親は死んでしまっているし、ロミオの父親も息子が死んだぐらいで改心するようなタマには見えないしね〜。どうするんだろう？？
冒頭のタイトル文字ですけど、ジュリエットの方が剣で、ロミオの方が盾の紋章になっているのが面白いなあ・・・と思いました。一応、キャピレットの方が攻撃を仕掛けるわけだしね。そう言う部分も含めて、なんか象徴的かな〜と感心しました。
