星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「精霊の守り人」第4、5話

第4話「トロガイの文」
第5話「秘策、青い手」

作り手が自分だけわかっているセリフを、まき散らしているように見えるので、ちょっと困惑気味。一応、私は原作を読んでいるので、単語の意味や、キャラクターの名前ぐらいはわかるつもりなんだけど、知らない人には全然意味不明なんじゃないのかな?

なんというか、シナリオが変だと思う。「たまご! たまご!」と叫んでいるトロガイ婆さんは、ギャグのつもりなんでしょうか? 笑うにも笑えないし、何を言い出したの? このばあちゃん・・・と困惑するしかない。なんかもう、原作ファンとして、恥ずかしくて仕方がないんですけど・・・。

3話のラストがバルサの見ていた夢だったとして、起き上がったときに「ジグロ!」と叫んだのはいいんだけれど、原作を知らない人が見て、「ジグロ」って何?? って普通は思うんじゃないだろうか? 私は人の名前だってわかるけど、知らない人だったら、なんのまじないだろうと思うんじゃないのかな?? その辺のフォローも全くないまま、物語が素通りしてしまったので、呆気にとられました。

先日、ルイシャを出してきたとき、ちらっと思ったんだけれど、知らない人にはルイシャってなんなのかもわからないのに、説明しなくていいのかな? ってこと。まあ、少し出すくらいならわかる人だけわかればいいと言う感じなのも納得できるんだけど、なんかもう全体的に、そう言う用語の解説を何もしないじゃないか?

「ヤクーって何?」「ナユグって何?」と、普通はみんな思うんじゃないの? ここまで説明不足でいいんだろうか? と思う。その辺、原作は最初から、言葉の意味や設定の説明が凄く丁寧でした。それが面白いと思ったし、原作の一番のポイントだと思ったんだけれど、そう言う部分、全然、原作の良さが生かし切れてません。

変なオリジナルを入れるヒマに、少しは用語の解説をした方がいいんじゃないだろうかと思いました。

それにしても、トーヤの出っ歯が気に障る。ダメだと思うと、ますますダメに見えてきて、どうにも気持ちが悪い。このキャラデザに本当になれる日が来るんだろうか? という感じ。いらいらいらいら・・・。