星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「精霊の守り人」第12話

第12話「夏至祭」

チャグムとバルサが平民に混じって、平和な暮らしを続けてます。まあ、将来的にチャグムが帝になるだろう事は、この時点で誰にだって予測がつくだろうから、平民の気持ちがわかる人になって欲しいと言うことで、オリジナル展開を続けているんだろうなあ、とは思うんだけど・・・。

ただまあ、相変わらず、シナリオが変だなあ、というのは感じる。水車を見て、試合に勝つ方法を考え出したチャグム・・・と言う話だったが、単に向こうの突撃を避けただけのようにしか見えない。そりゃ、相手だって怒るわなあ。

大体、子供のけんかに親が出ちゃいけません。なんで子供同士がもめた話に親が出てきて、「親同士で決着をつけようじゃないか」などと言う話になるのか、流れがよくわからない。私が子供なら、絶対に嫌だな。大体、バルサは目立つことを避けていたんじゃないのか? 単にバルサの戦いのシーンを入れたいがために、お話の方を無理にねじ曲げたように見える。

ロタ族というのは初めて聞いたけど、丁寧な解説が入っているからには、原作の「守り人」シリーズの今後の展開に出てくると言うことなのかな? と思った。「守り人」シリーズは全10巻あるんだけれど、私がそもそも、まだ2巻目までしか読んでいないので、あるいは、アニメ版は私がまだ知らない設定をいろいろ出しているのかもしれない。(文庫版はまだ2巻目までしか出ていないのです。3巻目「夢の守り人」は12月21日発売予定)

それにしても、聖祖トルガル帝の水妖退治の話が思い切りはしょられていて、悲しくなった。夏至祭りをやっていてさえ、ちらっとしか出てこない。このトルガル帝の話が一番大事なんじゃなかったのかよ〜と思うんだが、この先一体、どうするんだろう??