星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「精霊の守り人」第13話

第13話「人でなく虎でなく」

「なんじゃ、こりゃ?」としか思わなかったんですけど、どうしましょう?

バルサが昔戦った相手に、見つかって、つけねらわれる話だけど、相手もしつこいし、自分も死にたくないし、不殺の誓いがあるから、殺すわけにも行かないし・・・。さて、どうやって決着をつけるのかと思って、ずっとみていたんだけど、結局戦ったあげく、突然「私は虎だ〜!」とかいきなり叫びだしたバルサを見て、さすがに唖然とした。何が起こったのかと思ったよ・・・。

そりゃ原作は短いんだから、オリジナル展開を入れて、話をふくらますのは別にいいとしても、いくらなんでも、もうちょっとマシな話を作ってくれとしか言いようがない。いくらなんでも、これじゃお話が変でしょ?

人が虎になる話・・・というのは、「山月記」あたりからパロったのかな? と思ったけど、それにしても扱いがひどい。公式サイトを読んだら、「戦いの中でバルサの野生が目覚めた・・・」とか書いてあるから、「ああ、まあ、そういうことを表現したかったのね・・・」と思ったけど、それにしても、なんだかめちゃくちゃだ。いくらファンタジーだからと言って、文字通り虎になるのはやり過ぎだろう。

これもやはり、バルサの戦いのシーンを入れたくて、そのためだけにお話を作ってみたけれど、まとめきれずに、お話が壊れました。という感じに見えます。要するに、戦いのシーンの作画だけは、異様によかったんですけどね。ただ、それだけです・・・。