第12話「転落」
カイジが、人の道まで踏み外さなくて、本当によかった〜。彼は押さなかった。他人をおとしめてまで、自分が生き残ろうとしなかった。そういうところが好きです。
「お前ももうやめろ! そんなこと、本当はやりたくないはずだろ!?」という叫びが、胸を打ちました。たぶん、作者の伝えたいテーマって、そういう部分にあるんだろうから。
他人を突き落として、自らが生き延びるようなレースに比べれば、自分が落ちて死ぬことを賭けるレースの方がマシ。というのも、究極の選択だ。でも、カイジはそっちを選んだ。すごいなあ、と思いました。
ところで、白竜って誰だ? タレントか何か? いくらなんでも、この演技力で、役者じゃないでしょ??
セリフがあまりに聞きづらくて、情けなくなりました。何? この滑舌の悪さ。あまりに酷い。耳障りにもほどがあるよ〜。こんな大事なセリフを言う重要な場面で、素人を声優に連れてくるなよ〜。と、思って、かなりがっかりした。もったいなかったよね。
【追記】
念のため、調べたら、本当に役者さんだったので、ちょっとびっくりした。マジで、声だけ聞いたときには、素人タレントかと思ったんだけど・・・。
ヤクザ映画にばかり出演している人らしいけど、やっぱり、アニメの声優をやると、演技力の部分ではっきり差が出ますね。顔を見せずに、声だけの演技というのは、やっぱりそれだけ難しいんでしょう。