星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「陽あたり良好!KA・SU・MI 夢の中に君がいた」

映画17.小熊公晴監督「陽あたり良好!KA・SU・MI 夢の中に君がいた」(日本・88)

先日、BSで放送した分。録画したので再生してみました。

陽あたり良好!」は、アニメ版はほとんど見なかったけれど、原作のコミックスなら全部読みました。さすがに昔の話なんで、内容はすっかり忘れていたけれど・・・。

今回の劇場版は、テレビアニメのあとに作られた後日談と言うことで、正直、ちょっと違和感があったのも事実。よく覚えていないんだけど、主人公の男の子は、こんな写真少年だったっけ? 他人を応援するのが好きだから、応援団を作りたいと言っていたことは、よく覚えているんだけれど、写真が好きという設定があったかどうかまではわからなかった。

あと、ヒロインのかすみちゃんに克彦さんという年上の彼氏がいることは覚えていたが、彼の前に勇作くんが思いきりおとなしくて、かすみちゃんと彼をお似合いだと言って、譲るような態度を取ったことがなんか違うなあ、という気がした。いや、それだけなら、確かにあだち充のよく描く主人公なんだけれど、「陽あたり良好!」の勇作くんはこんな優柔不断な子じゃなかったような気がしたんだけれど・・・。

ただ、主人公の勇作くんの前に、恋のライバルとして立派な大人の男性である克彦さんが立ちふさがっていて、勇作は克彦さんからかすみちゃんを奪えるのか? と言う設定になっていたのは、この間見た「初代マクロス」の三角関係と重なって、なんだか80年代風味で懐かしいなあ、という感じがした。一昔前のトレンディドラマみたい。

ラストの展開は、思いっきり「みゆき」と重なってましたが、夢落ちだったのだけが残念です。それはドラマとして反則だろうという点で。ただ、それを除けば、十分満足。なかなか感動的な話だったと思います。

http://www3.nhk.or.jp/anime/08spring/program/hiatari.html