第18話「湖がなくなる」
湖の話、後編。せっかく、ニルスのおかげで自由になったカモだけれど、自分をかわいがってくれた人間の子供と、飼い犬が忘れられなくて、ちょっと遊びに行くつもりで戻ってしまう。
まあ、捕まったりはしなかったけれど、そのせいで、子供が湖にボートで出てしまって、しかも、そのボートには穴が空いていて、沈む寸前。仕方がないから、鳥たちがみんなで集まって、人間の子供を助けました・・・と言う話。
人間の子供と言っても、あれで、3歳か4歳ぐらいなのかな? 何もわかっていないから、ニルスやキャロットをおもちゃ扱いだし、自分が危険な目に遭っていることも理解していない。そんな子供にみんなが振り回されているのが面白かった。
湖には埋め立ての話が出ていたけれど、最終的に鳥たちに感謝して、湖を埋めるのはやめておきましょうという話に落ち着いた。めでたし・・・。
しかし、現実には、やっぱり湖は危険だから、埋め立ててしまいましょう・・・と言う落ちになるのが、普通じゃないかという気もする。親の立場で考えると・・・。物語の途中で「こんなことになるのなら、こんな湖は早く埋めてしまえばよかったんだ」という話も出ていたし、その方が現実的な感じもする。夢はないんだけどね・・・。