星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「ef - a tale of memories」第11話

第11話「ever forever」

順調に面白い。見てから、一晩おいて考えていたんですけど、千尋のこのやり方はありなのかな?って。彼女は全てを燃やして、忘れてしまえばそれでいいんだろうけど、蓮治くんの方は忘れることなんか出来ないしね。普通、人の記憶というのは、簡単に消すことは出来ませんよ。

ただ、心情的には理解できないこともない。全てを忘れて、消し去ってしまいたいというのも、一種の願望ではあるから。飛び散った日記が風に飛ばされていく描写が切なくて、綺麗でした。画面の構図の見せ方とか、本当にうまいよね。

しかし、もともと私は千尋がそれほど好きでもなかったんだけれど、これじゃ、蓮治君の方が気の毒で、彼に同情するよ。傷つくことは分かっていて、それを承知の上で彼女を選んでいるというのに、向こうはあっさりと自分のことを忘れ去ってしまおうとしている。それを突きつけられちゃったわけだから。

だけどもう、この話のラストは見えたような気もする。さて、蓮治君は、このまま彼女のことをあきらめるでしょうか? と言う部分で。次回、最終回も楽しみにしてます。