星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「アルプスの少女ハイジ」第22話

第22話「遠いアルム」

ハイジが「ここには山がないの」と言って、落ち込んでいる気分に同調して、うっかりもらい泣きですよ。私も田舎で育ったから、その気持ちはよく分かる。田舎には当たり前にあったものが、都会にはないのよ。少なくとも、東京や横浜には、山がないよね。みんな切り崩しちゃって、住宅地になっているんだもの。

この作品の制作年は昭和40年代だったと思うが、あるいは、その頃の都会には、私と同じく田舎から上京してきて、そのまま居を構えた人たちがいっぱいいたんじゃないかという気がした。この作品って、そう言う人たちの望郷の念につながるものがあると思うよ。あるいは、深読みすれば、山を崩して家ばかりにしちゃったことに対する非難も読み取れるし・・・。

まあ、深読みすればだけれどね。