星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「黒塚-KUROZUKA-」第1話

第1話「安達原」

これは素晴らしかった。非常に出来がいいアニメで、映像もきれいだし、迫力があってよかったです。正直、全然期待していなかっただけに、いい意味で裏切られました。思いの外、出来が良かった。

原作は未読だけれど、興味を持ったのは、夢枕獏の原作作品を「デスノート」の監督がアニメ化すると言うことだったので。「デスノート」は非常に出来のいいアニメだったし、意外とやるかも知れないなあ。と、思ったのです。とはいえ、時代物だし、まあ、ぎりぎり興味本位で第1話ぐらい見てみるか・・・と言うぐらいの気持ち。だったんだけど・・・。

なんかもう、冒頭からのアクションの連続と、なぞめいた美女とのやりとり、見るなと言われた座敷へと向かう主人公の見せた緊張感のある赤と青の光の場面など、なんだか引きつけられるように見ちゃいました。映像が非常にきれい。キャラクターの顔や建物の影に、草木が映り混んでいるところとか、細かいなあ、と思いました。

基本ストーリーはほとんど知らなかったんですけど、これって時を越える吸血鬼ものだったんですね。夢枕獏版の「ポーの一族」かな? 平成へと物語が向かうと聞いて、どんな風に進むのか、興味津々です。この出来なら、続きも楽しみ。このクオリティを保ってくれることを期待して、次回を待ちます。