星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「母をたずねて三千里」第10〜12話

第10話「かあさんのブエノスアイレス
第11話「かあさんの手紙」
第12話「ひこう船のとぶ日」

第9話で働くことの厳しさを知って、お父さんと和解を果たしてからは、マルコもあんまり生意気な物言いはやめたみたいだけれど、基本、この子ってものすごい負けず嫌いだよねえ。やたら怒ってばかりいるし、あんまりかわいげのある子供じゃないな、と思うが、しかし、現実的に男の子なんてみんなそんなものかな? と言う気もする。少なくとも名作のイメージにありそうな、いわゆる「天使のような少年」とはほど遠いキャラだと思うわ。

10話と11話で、ペッピーノ一座を助けた件とか、特にフィオリーナを励まして、自信を持たせてあげた話などは、なかなか感動的な展開だったけれど、12話ではまたお母さんのことが心配なあまりに、心配してきてくれたフィオリーナに八つ当たりしちゃって、あらあらまあまあ、という感じですね。

11話の感想をもっとちゃんと書きたかったんだけれど、タイミングを逃したかも? フィオリーナと父親の確執について。とにかく、「どうせあの子には無理だよ」「いつものように、はい、父さん、はい、とだけ言っていりゃいいんだ」と投げやりに言っているペッピーノさんと、基本、ほとんどしゃべらないフィオリーナが、ときどきぼそっともらす「みんな、父さんが悪いのよ」の一言は、結構、強烈だったと思ったんだけどね。(^^); なんだかなし崩し的に仲直りしたみたいだから、まあ、いいです。

あと、エミリオは本当にいい友達だなあ、と思いました。フィオリーナを追い出したマルコも、エミリオに対しては一目置いているみたいで、彼と会って話したとたんに機嫌を直したところがなんかわかりやすいなあ、と思いました。こういうときは、男友達の方が悩みを話しやすいんだな。エミリオは特に年上でもあるわけだしね。