星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「母をたずねて三千里」第41話

第41話「かあさんと帰れたら・・・」

順調に面白いです。今度はコルドバまでの汽車の旅。前にも汽車に乗ったことはありましたが、そんなに丁寧には描いてなかったので、今回ばかりは、まるまる1話使って、列車の内部の様子を丁寧に描いてます。

一人旅をしているマルコの元へ、「隣に座っていいか?」とばかりにいろいろな人が乗り合わせる。出会いと別れ。途中の駅で、しばらく停車したので、いったん下りて、飛び乗ったら、間違えてお金持ちフロアに迷い込んだりもする。本当に、車両を一つうつっただけで、別人のような人たちが存在するのもなかなか面白かった。1等車と2等車の扱いの差なんだろうけど、こういうのも貧富の差が露骨に出ていますね。

その列車の旅だけで、1話まるまる使うという構成も非常に面白かった。そこに座っているだけで、いろんな人とすれ違っていくのが旅の醍醐味だなあ、と言うか。

しかし、列車の旅があまりに平穏無事に過ぎたので、逆にこのままで終わるわけがないと心配になったら、案の定。ラストの引きがとんでもなかった。列車の到着が夜の8時。しかし、たどり着いた先の家の人は、マルコに気づかないのか、ドアを開けてくれないよ・・・。うわ、夜も更けてくるし、ご丁寧に「この辺の夜は寒いぞ」と列車で忠告してくれた大人もいたことだから、この先がどうなるのか、気になって仕方がないや。一体、どうする気だろう? この辺も含めて、次回も楽しみです。