星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「宇宙戦士バルディオス」第21、22話

第21話「甦った悪魔(後編)」
第22話「特攻メカ・ブロリラーの挑戦」

マリンとアフロディアが、たき火を囲んで洞窟で二人きり。怪我を手当てしてもらって、アフロディアもまんざらじゃない様子だけれど、こう、敵味方の男女がこの手の状況になるのもお約束と言えばそうかな〜。

「おれはもう人殺しはたくさんなんだ」と言っているそばから、次々とみんな撃ち殺しちゃっているんですけど、そこはつっこんじゃいけないか。マリンのそういう想いは、後の「レイズナー」あたりに影響を与えているんじゃないかと思った。それでなくても、この作品と「レイズナー」の共通点って多いんだ。マリンを徹底させたのが、エイジかな〜と思わないでもない。

ミサイル誘導電波というネーミングは、なかなかすごいなあ、と思った。そこは、所詮は子供向け・・・という感じがしないでもない。しかし、律儀にバルディオスの後を追いかけてくるミサイルたちは、なんかかわいかった。>21話。

なんか、こうひどい話だと思った。アフロディアに付き人の少女がいたというのは、なんとなく記憶にあったんだけれど、こんな悲劇で終わるというのは、さすがにショック。

アルデバロンは、戦闘で兵士を失って、冷凍冬眠中の予備の兵士を起こさなきゃならない事態に陥っていた。それで、兵士を2000万も増やしちゃ、今度は食料や水などの調達に不足が出るとかで、非戦闘員を代わりに眠らせなきゃならないらしい。それでアフロディアの付き人をやっていた少女も眠ることになったんだけれど、いろいろ都合により、今回眠った人たちは100年たたないと目覚めないらしい。

彼女は、兵士の一人と恋仲だったので、眠らされたら永遠の別れになっちゃうと、二人で逃亡を決意。未遂に終わって、結果、引き離された二人は、それぞれ特攻ミサイルに乗り込んで、バルディオスをやっつけたら、相手だけは助けてやると言われる。

いろいろあって、二人とも爆発で死んじゃうけど、その救われなさがこの作品らしいところだなあ、と思った。助けようにも出来ないのは、「ザンボット3」の悲劇をちょっと思い出したほどで・・・。まあ、目の前で女の子を爆死させちゃう「ザンボット」の方が更に悲惨だけどね。ただ、それに近いものをちょっと感じました。その辺は、昔のアニメだし、やっぱ容赦ないです・・・。>22話。