星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「剣風伝奇ベルセルク」第24話

第24話「蝕」

いよいよ蝕が来た。原作は漫画だから、当然、白黒で描かれているんだけれど、この場合は、アニメだから、世界が紅くなっていって、草原だったはずの場所がいつの間にか人の顔が浮き出す不気味な世界に変わっていった感じが、なかなか迫力でした。亡者の群れとか異形のものとかどんどん出てくるし、ゴッドハンドの連中が、いよいよ登場のシーンも、気持ち悪さがよく出てました。いや、素晴らしい〜。

少年のグリフィスが「お城に行きたいんだけど、道がわからなくなっちゃった」と老婆に道を示してもらい、その道が屍であふれている怖さとか、よく出てました。こういう意味深な台詞回しって好きだなあ。この辺、婆さん役ではおなじみの京田さんの演技が光るところ。「おやおや、それがお前の来た道だろう? 屍の上に屍を積み重ねてきたんじゃないか?」と淡々と言うのが、なんかすごいな。

お城に行くためには、それをやらなきゃ行けないって・・・。屍を重ねないと夢にたどり着けない。その辺の厳しさが、辛いところ。そこを表現するのに、かつて、死んだあの男の子を出してきたところが上手いなあ、と思いました。

生贄の刻印がとんできて、ガッツの首やキャスカの胸、コルカスの額にしっかりと刻まれたし、うわ、この先に来るのか? と思ったところで、続くになったから。次回、最終回を楽しみにしてます。