小説・一般20.「天狗風 霊験お初捕物控(二)」 宮部みゆき 講談社文庫
前作の「震える岩」よりは整理された感じはあるけど、やっぱり宮部みゆきのファンタジーは、ダメだなあ、と感じる。
いろんなエピソードがぐしゃぐしゃと入り込みすぎていて、読みづらくて仕方がなかった。アヘン中毒の話なんて、天狗との対決話に関係ないんだから、すっぱり切っちゃってもよかったんじゃないかという気がする。いろんな事件が重なっているものだから、それを解決するのに、登場人物があっちへ行ったりこっちへ行ったりするし、それに対して、いちいちとってつけたような説明ばかりが入るから、読んでいて、かなり疲れました。