星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

西久保瑞穂監督「アタゴオルは猫の森」

映画12.西久保瑞穂監督「アタゴオルは猫の森」(日本・06)

原作のコミックは、「マンガ少年」や「MOE」に掲載されていたときに、少し読んだ程度。でも、その頃から私はヒデヨシが苦手で、あんまり好きなキャラじゃなかったんですけど・・・。

もともと自分勝手でわがままなキャラじゃん。ヒデヨシって。自分のことしか考えずに我が道を突っ走るみたいな・・・。そう言うキャラを使って、勧善懲悪ものの戦いの物語をやろうとしたのがさすがに無茶でしょ。

ヒデヨシが植物の女王と戦ってアタゴオルというか、この世界を救う物語なんだけど、どうにもそもそも一番悪いのはヒデヨシじゃないか? としか思えなかった。

全体を通してあまりに自己中な発言が多いので、なんかこう、道徳的にもどうかと思ったよ。一応、最後にきれいな言葉でまとめてはいるけど、無理ありすぎだなあ、と思いました。

CGの部分は心配していたほど悪くはなかったです。そんなに違和感はなかったというか、特に冒頭の歌とダンスのシーンはよかったかな。逆に言えば、よかったのはそこだけなんですけどね。

あと、声優に俳優を使っているので、演技の部分の違和感は結構ありました。もうちょっときれいにしゃべってくれないと、かなり聞きづらかったです。

http://www.kadokawa-pictures.co.jp/official/atagoal/