第3話「おかあさんのちから」
いい話だった。旅の途中で、水をもらいに立ち寄った家で、出産があったというエピソード。
ペリーヌが水をくんだ独特な形をした井戸に妙に見覚えがあったんだけれど、筒井百々子のマンガに、クロアチアを舞台にしたつるべ井戸の出てくる話があって、なんとなくそれを思い出した。予告を見たら、次回にはゴルジモフ伯爵が登場するみたいだし、ちょっと喜んだよ。
そもそも筒井百々子が「ペリーヌ物語」に参加していたというのは、有名な話だし、第1話を見たときから、人々の服装や帽子に見覚えがあって、なんか筒井キャラっぽいと思いました。
今回だと、奥さんが出産するのに、ダンナさんが「お袋を呼んでくる」と言って、後をペリーヌに任せて出て行ってしまうし、戻ってきたそのダンナさんが、自分の母親よりも、奥さんを心配しているのが、なんだか微笑ましかった。お母さんは、それでぶつぶつ文句ばかり言っているし、そういう姿が、なんかかわいらしくて、非常によかったです。
最後では、みんなで写真を撮ったり、いつのまにか馬車の中に食料が置いてあったり、なかなか感動的な展開でしたね。
旅の一こまという感じで、よかったです。続きも楽しみです。