第1話「プロローグ」
原作は未読だが、本屋に平積みになっているのを何度も見かけたので、人気があるシリーズなんだなあ、と言うのは認識していた。
事前に主人公のキャラ設定を見ていたから、いじめネタがテーマなんじゃないかと気にしていたんだけれど、心配していたほど、そういう描写がなかったので、ちょっとだけ安心した。いろいろ陰でひそひそ言われてはいるけれど、いじめにならない範囲で、ぎりぎり、主人公の前向きさで救われている形。
まあ、こんな風に一生懸命に気持ちを話しさえすれば、周りがみんな反省して、謝ってくれたり、いかにもみんなに好かれそうなさわやかな好男子が、道を教えた程度で彼女を好きになってくれたりする展開は、少女漫画的ご都合主義な感じがしないでもないが、主人公が思いの外いい子なので、これでもいいか、と思えるのは確か。
ホタルが飛んでいくシーンがきれいだったので、印象に残りました。こういうシーンは、アニメで見ると、映えますね。
問題があるとするなら、どう見ても、この話は、ここで終わっているよなあ、と感じることで、この先、どんな物語を展開する気なんだろう? と言う部分に不安が残ることかな。めでたしめでたしで終わっているのに、この先、話なんか作りようがないだろう? 変な形にいじめネタの方に偏らなきゃいいんだけどね。と思って、それがやっぱりちょっと気になるかな。
とりあえず、悪くはなかったので、もうしばらくは、つきあってみますよ。次回を待ちます。