星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「新・三銃士」第27話

第27話「三銃士との決別」

いい感じに盛り上がっていて、私好みの展開だったので、大喜び♪ 定番だけれど、こういうすれ違いテーマは、やっぱり好きだな〜。

「子供扱いじゃない。仲間扱いだよ」と言うポルトスは、一番美味しい役所ですね。「ダルタニアンは、お前のことが一番好きなんだよ」と、やんわりとアトスを諭して、「俺にとってはちょっと残念なんだけどね」と、付け加えるところがいいなあ、と思いました。

誰よりもアトスに認めて欲しかったのに、認めてもらえずに、むしろ疑われて、傷ついたダルタニアンの気持ちを、ポルトスはよくわかっているんですね。そんなダルタニアンの気持ちに、上手くつけ込むミレディ。

「あいつらは、あなたに嫉妬しているのよ」というのは、ダルタニアンをだますための嘘八百だとしても、いろいろ都合のいいことを並べた中に、なにげに「私だって、幸せな結婚をしたかったのよ」と一言、入れたあたりが上手いなあ、と思いました。たぶん、その相手こそ、アトスなんだろうなあ、と感じさせてくれて、それは彼女の本音に思えたから。そういうところは、なにげに心憎い演出だと思いました。

ろうそくの炎を消しちゃったあたりで、ダルタニアンもミレディの手に落ちたと思っていいんだろうけど、こうなってくると、ミレディの元ダンナであるアトスとの関係も難しくなってきそうな予感はあります。こんなところで、また三角関係が発生するとは思わなかったな。

ダルタニアンが、「ミレディさんは、僕が守るんだ」とか言い出したら、もっと話がややこしくなりそうなんですけど・・・。ロシュフォールや、ボナシューまで、ミレディにほれていることを考えると、いろいろ面倒なことにもなりそう。しかし、ミレディは、どこまで本気なのかな? 本当に少しはダルタニアンのことを気に入っているのだろうか??

この展開になってきて、初めてEDテーマの意味もわかってきたような気がします。「あの時、ずっとそばにいてくれたね。それが君の永遠の友達〜♪」って、なにげに過去形だったのは、この展開を踏まえてのことだったんだね。

これからどんな風に物語が進むのか、ますます続きが楽しみです。次回を待ちます。