第11話「第悼と悲屠話」
ここ数年、夫につきあって、ゾンビものだのホラーものだの、そんな映画ばっかり見ていたら、郁美さんみたいなキャラは、この手の作品のお約束だったんだなあ、と、わかるようになってきた。
「みんなあいつらが悪いんだよ〜。なんであんたたちは気づかないの!」と妙に鋭く真実をついている宗教がかったキチガイ婆あ。普通だったら相手にしないんだけれど、なまじっか、言っていることがあたっているから困りもので、だんだん人々がそっちに集まって、変な集団になっちゃうみたいな。そういうキャラ、別の作品にもいたなあ、となんとなく思い出した。
しかし、逆に兼正が全然ひるまず、堂々と姿を見せたところは、よかったな。ガクトの声がかっこよかった。