星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「風雲児たち」第6巻 みなもと太郎

コミック132.「風雲児たち」第6巻 みなもと太郎 リイド社SPコミックス

ロシアとの会談を、波風を立てないように、なかったことにする・・・という松前藩の姿勢がなんだか突き刺さります。この国は昔からこの調子なんだわ。

林子平が、生涯の仕事として、海国である日本の軍備の甘さを、幕府に訴えることを決意しているんだけれど、彼のその後にたどった運命を思い出すと溜息が出る。

早すぎた天才、平賀源内の最期。どんな発明をしても、庶民にわかってもらえない彼の苦悩。獄に落ちる寸前、彼が見ていた夢のシーンが切なかった。

風雲児たち (6) (SPコミックス)

風雲児たち (6) (SPコミックス)