コミック132.「風雲児たち」第6巻 みなもと太郎 リイド社SPコミックス
ロシアとの会談を、波風を立てないように、なかったことにする・・・という松前藩の姿勢がなんだか突き刺さります。この国は昔からこの調子なんだわ。
林子平が、生涯の仕事として、海国である日本の軍備の甘さを、幕府に訴えることを決意しているんだけれど、彼のその後にたどった運命を思い出すと溜息が出る。
早すぎた天才、平賀源内の最期。どんな発明をしても、庶民にわかってもらえない彼の苦悩。獄に落ちる寸前、彼が見ていた夢のシーンが切なかった。
- 作者: みなもと太郎
- 出版社/メーカー: リイド社
- 発売日: 2002/09/30
- メディア: コミック
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