小説・一般46.「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン」 富野由悠季 角川文庫
この間見た「UC」の出来があまりにひどかったので、こりゃ原作小説を読まなきゃ意味通じないわ、でも、原作小説長すぎて読む気がしない、富野の小説がうちにあったなあ、どうせ読むならそっちがいいんじゃない? 口直しになるかも知れん・・・と思って、読んでみたものの、結果として、口直しにはならなかった。ますますひどいと思って、つくづく嫌になった。
今更、富野の悪いところをあげつらっても、今更だしなあ。今更だと思うけど、とりあえず。
異常行動を起こしている精神病患者にしか見えないクェス・パラヤは言っていることもやっていることも、めちゃくちゃだし、それをそのまま受け入れているシャアも、どっか変なんじゃないかと思うし、後半では、邪魔になったから殺したようにしか見えないし、よりによってハサウェイが撃っちゃっているのもあんまりだし、それに意味があるのかどうかもよくわからないし、アムロの子供が奇跡を起こしちゃっているのは、リアリティをぶちこわしにしているし、なんかいろいろつっこみどころが多すぎて、ダメ。よかったと思えたのは、前半の政治のやりとりまで。
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア―ベルトーチカ・チルドレン (角川文庫―スニーカー文庫)
- 作者: 富野由悠季,美樹本晴彦
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1988/02
- メディア: 文庫
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