第２４話「愛してる」
・・・困った。感動しようと思って見たはずの最終回で、全然感動できず、何これ？ 状態に陥っている・・・。
イメージで進むのは、この作品ではいつものことなんだけれど、感動させようとやたら大げさに鳴っている音楽が、やけにうるさいなあ、と感じた時点でダメだったのかも知れない。たぶん、私が望んでいたのは、こんな結末ではなかったんだ。
陽鞠だけが生き残る世界にものすごく違和感があって、兄弟が二人そろって消えてしまうよりも、陽鞠と冠葉が一緒に消えて欲しかったというか、向こう側へ行って欲しかった。残るのは、晶馬であって欲しかったんだ。晶馬はこの世界に残って、苹果とこそ、幸せになって欲しかった。苹果ちゃんを一人にして、消えないで欲しかった。
大体、冠葉はともかく、晶馬の罪ってなんだ？ あの親の息子に生まれたから？ それは、晶馬の罪じゃないだろう？ 子供にはなんの責任もないよ。
リンゴを半分にするのはいいとしても、そこで運命共同体にならないで欲しいよ。冠葉は、晶馬に向かって「お前は生きろ」と告げて、去るべきじゃないの？ それでこそ、カンパネルラというもんでしょ？
なんかこう、くどくどくどくど、文句ばかり言いたい気分だ。家族のテーマできれいにまとめたように見えるけど、イメージ演出で、ごまかされてたまるか！ 「罪と許し」にもなってないじゃないか！ 晶馬を返せよ〜。
くそう。納得出来ん。もやもや感が残った最終回でした・・・。なんか違う。こうじゃないだろう。なんで？ こうなる？ 変だよ。
