小説・一般12.「第二のフクシマ、日本滅亡」 広瀬隆 朝日新書
とにかく、日本人が今すぐやらなければならないことが書かれている。
六ヶ所村再処理工場の即時閉鎖、全原発(もんじゅ含む)の即時廃炉、使用済み核燃料の厳重保管、汚染食品の流通阻止のためのベクレル表示義務づけ、汚染土壌、汚染瓦礫、焼却灰の厳重保管、東京電力の処分、原発廃止後の自治体の保護。
いつ、次の地震が来て、第二のフクシマが起こるかわからない現状、これらのことを今すぐ大急ぎでやらなければならない。そうでなければ、日本に未来はないと。10年後の風力発電などという悠長な事を言っている時間はない。そんな甘い夢から覚めて、現実を直視しろと言っている。
で、私は全面的に広瀬さんに賛同します。
特に、この本の三分の一を割いて、六ヶ所村の危険性について書かれているのが印象に残りました。再処理工場の置かれた場所、地形が詳しく書かれていて、確かにここに津波が来たら、フクシマ以上の惨劇になりかねない。それこそ悪夢ですよ。恐ろしい。
- 作者: 広瀬隆
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2012/02/10
- メディア: 新書
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