コミック28.「クラリオンの子供たち」 堤抄子 ふゅーじょんぷろだくと
久しぶりに再読。
「いつだってそうでしたよ。自然だって、地球だって、ずいぶん人間たちに寛大でしたよ」
このセリフが、なんとなく頭の中に残っていたので、読み直したくなったんだ。
昔、読んだときは、優れたSF短編集として高く評価していたんだけれど、今の視点で見ると、80年代SF臭がさすがにちょっと古くて恥ずかしいわ。絵の感じも設定のセンスも。あのころは、こういう話が普通に通用したなあ、と懐かしくも思えるんだけど。
唯一、学園ものである「ラプンツェル異聞」だけ、ぎりぎり今の感覚でも通用するかな〜? と思った。このテーマは普遍じゃないかと、そう思えるので。
あと、自分的には「迷える電気羊のために」が、一番好きかな。それはちょっと書いておこう。
- 作者: 堤抄子
- 出版社/メーカー: ふゅーじょんぷろだくと
- 発売日: 1993/08
- メディア: 単行本
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