第7話「スーツケースの中身」
この話数を見るのは二度目なので、ママがモランにハート型の貝殻を渡すシーンは覚えていたものの、もとはと言えば、その貝殻は、フローレンがムーミンにプレゼントしたものだったことは、すっかり忘れていた。
それって、まずいんじゃないの? とは思うものの、ラストシーンで一生懸命に同じ貝殻を探すムーミンが、なんだか健気でよかったので、まあ、いいか。トフスランとビフスランが、せっせと手伝っているところも微笑ましいしね。と言うか、もとはと言えば、この二人が悪いんじゃないか・・・。
しかし、結局、ムーミンはフローレンには本当のことを言わないのだろうか? どのみち、ミィがしゃべっちゃうだろうから、黙っていても、ばれるんじゃないか? と言う気はちょっとするけど。
モランのキャラは結構気に入っている。鏡を見て、嫌そうに顔を背けるところ、他人事じゃない気がするし、そんなモランが、実は女の化け物だという設定に、頷けるものがある。鏡を見るのが嫌いな女性もいるよね、というあたりで、溜息が出るのよ・・・。
鏡を見るのは嫌いでも、やっぱり女性だから、きれいなものは好きなんだ。嬉しそうに貝殻を持って去っていったところが、なんだか健気で、そんな彼女がとても好きです。